良心の呵責
日本スポーツ界で初めてともいえるドーピング問題は自分で使用したのではなくライバルをおとしいれるものだった。彼はオリンピック出場という夢だけではなく自分の選手生命まで断つことになった。唯一の救いはそれを自ら告白したことだ。トップアスリートは周りから想像もつかない程の重圧を強いられることがあり、精神的にバランスを崩す人も多い。今まで培ってきたスポーツマンシップを凌駕してしまう行動に出たのは残念で許されないことであるが、良心の呵責に苛まれたという彼の心にあった良心は大事にしてほしい。いつか指導者として活躍してくれないかと願うばかりだ。