2020年2月15日 お天気 okadera 住職より お寺にお参りいただいてるラン友がレースがある日曜日の天気を心配していた。予報を見ると雨マーク。30年位前になるが長嶋監督の挨拶を思い出した。当時長嶋さんは日本トライアスロン連盟の会長をされており長良川でのレースにいらした。当日は雨模様。役員方の挨拶は生憎のお天気ですがという感じが続いた後、長嶋さんは雨に濡れながらも笑顔で否定的な言葉は全く出ない。最後には「雨もまた良し」。会場は当然大盛り上がりに。どんな状況でも諦めて楽しんでこそ力が発揮できると教えていただいた。検討を祈ります。
2020年1月9日 正論おじさん okadera 住職より 昨年松阪では正論おじさんと呼ばれる方が全国的にも話題になり、連日のようにメディアに取り上げられ、松阪市民として何とも恥ずかしい思いをした。その後目にしなくなりホッとしていたが、お正月に正当化するような記事を読んで再び残念な気持ちになった。昨今不寛容ということが問題になり生きづらい世の中を形成する要因の一つとされるが、正論と不寛容は紙一重だと思う。ガンジーも不寛容はそれ自体が暴力の一形態だと言った。自分も気をつけねば。
2019年12月20日 今年の一字 okadera 住職より 当山では毎年自分にとっての一字を書にしたのを募集している。自分の字でもないが先ず浮かんだのは「令」。元号が変わったことでいろんな行事を見ることができたし朱印帳に書く時は間違えないよう絶えず気を付けた。断トツで印象に残った字なので「令」の字を書いてみた。清水寺で管首によって発表された今年の一字もやっぱりの令。新しい時代も平和であることを祈る。
2019年10月14日 壁 okadera 住職より ノーベル賞発表の時期は村上春樹ファンとして毎年気になるところだが、今年も日本人として吉野彰博士が化学賞を受賞された。インタビューでよく話されていたのが執着心と柔軟性という一見相反するように思える二つの重要性である。壁に突き当たった時にはその二つで越えて来たという。沢山壁にぶつかれば超える度にゴールが近くなる。仏教の世界でもよく二つの相対するものの重要性を説く。智慧と慈悲はよく出てくる言葉であるが、二つの融合が大切である。うちの子供達はそれに因んだ名前を付けているがいつかそれを感じてくれるだろうか。
2019年7月12日 参院選 okadera 住職より 街には祇園祭を彩るアイテムが増える中、参院選に関わる声が響き渡っている。三重県は与野党ともに有力な政治家が多いせいか応援に来る政治家の顔ぶれも半端ない。枝野さん・蓮舫さん・小泉進次郎さん・菅官房長官などここは一体何処なんだろうかと思う。今日はとうとう安倍総理がみえるらしい。県内四ヶ所で演説すれば移動を考慮するとほぼ一日時間を費やす。重点選挙区かもしれないが一国の総理が貴重な時間を割いて応援する以上誰が当選してもそれなりの仕事を期待したい。しかし大物が応援すればするほど候補者本人の顔が薄れていくように思いますが。
2019年5月2日 新元号 okadera 住職より 新しい元号になった。前回は何かと自粛ムードの中厳かに代わっていったが、各地でイベントが開かれたり久し振りに迎えるお正月の様に騒がしい。きっと経済効果も大きいことだろう。お正月同様浮かれる必要はないのだが、大きな節目として平成を振り返り新しい時代に想いを馳せる時、ありがたいことに楽しく前向きにな気持ちで物事を考えられる。御朱印ブームもあるので連日「令和」という字を幾度となく書いている。ボーっとしているとまだつい「平成」と書きそうになるが、徐々に新しい元号に慣れつつある。いい時代になって欲しい。
2019年3月22日 イチロー選手引退 okadera 住職より イチロー選手引退という衝撃的なニュースが駆け巡った。昨シーズン始まって間もなくチームに帯同するが試合に出ないという状態になり、翌シーズンの開幕が日本に決まり、それが引退試合になるのではという心配が現実になってしまった。3歳の時に野球を始めてから常に確固たる目標を定めコツコツと努力を積み重ねてきた姿は菩薩のように見え、その言動から多大な刺激を受け、人に話をする時にはよく引用もさせていただいた。現役を引退しても多くの人に様々な影響を与えてくれる人であり続けることだろう。今までの華麗なプレーもいつまでも脳裡に焼き付いていると思う。
2018年11月23日 肋骨骨折 okadera 住職より 先日掃除中に足を滑らせ台から落下、脇腹を打ち付け肋骨を骨折しました。足場をしっかり確保しなかったために起った自分の不注意が原因ですが、痛みを我慢しながら不自由な思いをしております。肋骨はその字の通りいろんな動作に関わります。何より呼吸の度に動かしますので強い力で踏ん張ることができません。これからの時期掃除をする機会も多いでしょう。皆様もご注意下さい。面倒くさがらず順序を追って確実にということを心がけたいと思います。お参りの皆様にもご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんでした。
2018年9月13日 台風・地震お見舞い okadera 住職より 関西地方では台風の被害があったと思えば直後に北海道では大地震が起こり、それから一週間が経つが多くの方がいまだに不自由な生活を強いられている。一刻も早く元通りの平穏な生活に戻れるようお祈りしております。今年はこういった書き込みを何度もしているが何十年に一度という気候が毎年おとずれるのは当たり前、いつか来ると言われる東南海地震はいつ来てもおかしくないといつも頭にインプットしておかなければとあらためて思う。
2018年8月13日 オウム事件 okadera 住職より 麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚をはじめ元オウム幹部だった面々の死刑執行がなされた。大きな事件が一区切りついたのだろうが、元幹部たちがどうしてそんな凶行をするようにいたったのかを考えると、ある意味被害者でもあった彼等は麻原と同罪のように扱われてよかったのだろうかと疑問も残る。当時のオウム信者に対するインタビューを集めたものを読んだことがある。彼らはとても信心深くひたむきで向上心が強い人が多い。エリートと言える人もたくさんいる。既存の宗教ではその思いに応えられなかったことを考えると我々宗教者としても責任を感じる。