大雨災害
広島をはじめ西日本各地で大雨により甚大な災害が起こっている。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。一日も早く平穏な日々が戻られることをお祈りいたします。毎年のように未曾有の天候が襲う昨今です。既存の防災体制では守れない場合があることを前提に行動をおこさないといけないのだろうか。
現代社会は旧態依然の考え方の人々には思いもよらないスピードで情報が拡散する。日大の問題ではまざまざとその構図をみせつけられた。大学側には様々な非難される理由があるのだが、何の非もない日大関係者が心を痛めているのを度々目にした。益々エスカレートしていく報道には早く大学側から収束される対応を考え実行していただきたいと切に願うと共にネットの書き込みにも細心の注意と責任を忘れないようにしたい。同じ時期に新潟で父子の遭難事故があった。まだ雪の残るような状況で捜索は一刻も急がれるべきなのに、ネットでは捜索を惑わせるような書き込みが目立った。そんな状況で全力で捜索できたのだろうか。6歳の子供が進んだ場所を何故捜索できなかったのだろうか。父親と子供が陥った状況を想像するといたたまらない。
人前に出る事が多い人は何かと理不尽に叩かれることも多い。それ程人前に出ない私でもしばしばご批判をいただくことがあり、耳を傾けなければとも思うが、すべてをまともに受けることには耐えられそうにない。腹を立てるようなこともあるが、なるべくそういう感情は表に出さないようにしたい。怒りの感情はあらゆる感情の中でも最も強いような気がする。時間が経てば収まることも多いが、感情が高まった時につい外に向かって反応してしまったりする。しかし怒りの感情を外に向けて発散させて状況が改善されることはなかなかない。同情される場合もあるだろうが、周りに悪い感情を振りまくことになりやすい。映画『スターウォーズ』の中でヨーダは怒りは暗黒面に繫がると言っていた。その言葉通りアナキンは怒りによってダースベイダーと化していった。気をつけねば。
今年の夏終戦記念日に近いある日かねてから行きたいと思っていた香良洲の歴史資料館に行ってきた。香良洲町はかつてその大部分を海軍航空隊の養成所いわゆる予科練の敷地が占めていた。現在もその部分を掘が取り囲み当時を偲ぶことができる。資料館はその一角に佇んでいる。建物は昭和55年にできているが館内には戦時中の品々が多く展示されている。予科練を卒業して或いは戦争末期には途中で志願して特攻隊などで戦地に散っていったものもいたのだろう。彼らの遺品や遺書も見ることができる。10年位前に知覧にある特攻平和会館で涙を流した記憶も蘇る。それに比べると香良洲のそれはとても地味で1時間いても他に誰も入場者がない程だが、70年以上前に起きていた事を想像し平和を望む気持ちを益々強くすることができた。また訪れてみたい。